2023/11/05

見学で宮崎の
徳重紅梅園へ

伝統農法で育てる滋養のある梅

さくら物産では11月上旬、後学のため徳重紅梅園(宮崎県都城市)に見学へ行ってきました。

徳重紅梅園は開園から50年以上、栽培期間中に農薬や化学肥料をいっさい使わない農法で梅の栽培を行っていることで知られています。

定期的に開催される博多大丸デパート(福岡市中央区)における催事でも人気を集めておられるため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

自社で育てている鶯宿梅(おうしゅくばい)だけを使用した梅干し梅肉エキス梅シロップなどの加工品を販売されており、全国的に人気を集めています。

さくら物産でも梅を栽培しているので、「学ぶのなら日本一のところで学びたい」と見学に行かせていただきました。

2メートルの棒がスッと入っていく肥沃な畑

徳重紅梅園の社長、徳重俊一郎さんに実際に園地を案内していただきましたが、定植された梅の間隔や誘引方法、剪定のコツなどたいへん参考になりました!

なかでも驚いたのが、開園から自然栽培を行っている畑の肥沃さでした。

今回、畑の土の柔らかさを見ていただくということで、徳重さんが2メートルほどの棒を取り出されて実演して下さいました。

棒を畑の地面に刺していくと、棒がみるみる土中に入っていきます。これにはたいへん驚きました。

徳重紅梅園では、梅の周囲に生えている下草を刈り取って肥料にしているそうで、肥料と言える肥料はそれだけだそうです。

自然栽培を極めれば、下草の肥料だけでもここまでフカフカの土が出来上がるのだと感じました。

実は今回、宮崎から帰ってさくら物産の梅林にて、棒を畑に刺して土の柔らかさを確かめてみました。

すると、徳重さんの畑ほどではないですが、棒が50センチほど入っていきました! これを通して、「自分がやってきたことは間違っていなかった」と強い確信が持てました。

今回の見学で、徳重さんから教えていただいた事を反芻しながら、今後さらに農作業に励んでいきたいと思いました。

徳重さん、本当にありがとうございました!