初となる中山間地での田植え
6月末、田植え作業が完了しました。
さくら物産がうきは市内で管理している田んぼは3つのエリアに分かれており、そのすべてが中山間地域にあります。
中山間地は平地よりも1カ月ほど田植えが早いのですが、各エリアごとに田植えの時期が微妙に異なります。
田植え時期の見極めについては、地元の方々にお話を伺ったりして決めるのですが、植え付けるお米の品種ごとに育苗や田植えのタイミングも変わるため、難しさを実感しました。
また、田んぼのある各エリアの「水事情」も異なり、水田に充分な水が入らない場合は田植えのタイミングがズレてしまいます。こうした問題の早期解決は、地元の方々とのコミュニケーションがいちばんだと感じます。
これらの経験を活かし、来年はよりスムーズに田植え作業が進むように計画しています。
初めての棚田管理
さくら物産が管理している田んぼの1つに、400年もの歴史を誇る棚田があります。
棚田は小さい面積のものを含めると、延べ十数枚にもなり、現在も水管理を勉強中です。棚田は水がよく張れる田んぼもあれば、なかなか溜まらない田んぼもあります。
水が張りにくい田んぼは、ある個所から水が抜けているのですが、原因箇所の特定などはとても難しいです。
現在、水の流れを観察して漏水場所を特定するため、あえて浅水にして漏水箇所を特定して補修する、といった工夫をしています。
それでも漏水場所の特定が難しい場合は、前任者に話を聞くなどして管理方法を学んでいます。棚田の管理は非常に難しいですが、やりがいがあり面白みを感じます。
多くの方々に支えられた田植え作業
今回は多くの方々からご協力をいただき、何とか6月いっぱいで田植えを終えることができました。
6月には福岡市内で会社員として働く女性の方々がヘルプに来て下さり、古代米の植え付けや除草作業を手伝って下さいました。
こういった若い女性の方々が、有機栽培の米作りに興味を持って下さるのは本当にうれしいです。
ちなみに、うきはでは「欠株の補植」や「浮き苗の植え直し」などは主に女性の方々が担っていますが、今回、ヘルプに来て下さった方々も上記の作業をテキパキとやって下さいました。
こういった細かい作業は女性向きなんでしょうか。本当にキレイに作業をしていただき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
7月からは除草作業が本格化します。
有機栽培の米作りは、常に除草作業が付いて回りますので、しっかりと効率化できる部分を考えながら作業計画を練っていきたいと思います。